《ミラクル100》ファシリテーター:中川直美さん③

地域と生きる、地域を活かす

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100人会議のファシリテーターを務める中川直美さんの率いる福祉団体『なないろサーカス団』では雪丸くん製品を受注製作されています。

「現在、王寺町にお世話になっているのは雪丸くんです。王寺町の活動を受けて活動の場が広がり、お仕事として成立しています。単にキャラクターとしての発信だけでなく、雪丸くんが優しい町づくりのシンボルとなり、実際の町づくりが進むといいですね。それができる町だという感覚はあります」

雪丸くんグッズは、市役所や図書館、町内の個人商店のほか、ならまちのお土産屋さんでも販売され、売れ行きは上々だそうです。王寺町のノベルティとしても配布されているのだそう。

「木こりのスタッフがいるので材木が比較的安価に手に入り、自分たちで製材をするので、家具も格安で作れます。絵馬は事務所併設の工房で一枚一枚手作りですよ」
王寺町の楠を使ったテーブルが素敵でした。木こりさんと事務所を共有しているのだそうです。その組み合わせも新しいですよね。
「王寺町にある資源を使って、王寺町の人々が手を加えて家具などの商品をつくり、それがお金に代わっていく仕組みを作れると一番いいですよね。お金も町の中で循環していき、団員も循環の中の一翼を担えるとね」

もうすぐ100人会議ですね。
「奈良県は専業主婦率ナンバーワンといいますが、起業されている方だけではなく、『何か自分で社会貢献したいんだけれども、何も肩書がないんです、私』という方が、施設にも結構来てくださいます。そういう方はすごく力になってくださるし、企業だけでなく町のことを本当に良くしたいと思う主婦の方など、広い視野で物事を見られる仲間に出会いたいですね」
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なないろサーカス団の活動は、午前は森、昼からはアトリエがスタンダードとのこと。取材日にはちょうど明神山の森林整備をされていました。男の子が多いので、施設内で細かい作業をするのもいいですが戸外でダイナミックに身体を動かすと気持ちがいいと喜ばれるそうです。

陽楽の森では季節の野菜やキノコ栽培もされています。訪れると菌を植えた丸太から育ったキノコが生え始めていました。

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《ミラクル100》ファシリテーター:中川直美さん②

魅力を伝える情報発信力を大切に

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100人会議のファシリテーターを務める中川直美さんの率いる福祉団体『なないろサーカス団』で製作される商品は、ひとつひとつが非常にアーティスティックです。取材中、隣では団員の幸佑さんが絵を描いていましたが、とても緻密な絵で色づかいも美しく、すごい集中力だと思いました。

障がいのある方はまんべんなく物事ができる、いわゆる普通の人と違い、強みと弱みの差が極端。飛び抜けている何かを「弱み」と感じられがちだが、そこは表裏一体で「強み」だと感じながら関わると可能が広がるのだそう。

「情報や商品を発信していくのに『おしゃれ感』はとても大事ですよね。福祉業界は発信方法が乏しく、日々の労働に追われる中で、『見られる』ことを忘れがちな業界だと思っていました」

10年あまり福祉施設に勤務して思ったことなのだそうです。

「根っから現場しか知らない福祉職員です。私にとって福祉業界はとても魅力的で、特に知的障がいを持っている方々とのピースフルな生活に惹かれています。これは多くの人が求めている感覚ではないかといつも感じるほど」という笑顔が爽やかでした。

「福祉のお仕事は魅力的ですが、福祉業界には改善の余地があると思っていました。もっと『お互いさま』の関係をうまく作っていけば苦労しなくていい問題もあるのに、そこに目を向けないために、内々で解決せざるを得ない状況を作り、社会保障に頼らなければ立ち行かないように自分たちでしてしまっていると」

助成金や社会保障に多くを頼らずとも自立していける運営を目指す姿が頼もしくみました。障がいを持たない者にとっては、「部外者が踏み込んでいいのか」「何もわからないくせに」と思われないだろうかとの心配がありましたが、隣で一緒に笑う、団員の幸佑さんを見ていると取り越し苦労だったと思いました。
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「以前は社会保障が充実していなかったので、親や関係者がせざるをえませんでした。助けがないと生きていけない時代があり、そのおかげで社会保障制度が整いつつある今、そこをきちんとうまく使わせていただきながら、今度はある程度整った社会保障をもう少し柔軟に使っていけるような場所作りが必要だと痛感しています。
この10~20年間の流れの中で先輩方が保障の基礎を作ってくださったおかげで、次のことを考えられるようになりました。時代ごとにやるべきことが違うので私たちは次のベストを探していきます」

大学卒業後、子育て期間もあるが14年間福祉と携わり、『なないろサーカス団』を2016年4月にオープンして1年足らず。このような発信を続けることで業界のイメージも変わることでしょう。

「介護保険導入以来、福祉の仕事が国家資格の専門職の扱いになり、支援費を得るために書類仕事が大量に。専門性の発揮の仕方が書類作成の上手さのようになっていて、書類作成に追われる中でそれが自分たちの仕事だとはき違えてしまうとすごくもったいないと常に思っていました。福祉の仕事の醍醐味は、彼らとの生活の中で、どれだけ彼らを輝かすことができるかが優先されるべきなので、優先順位を見直しながら時間を有効に使いたいなと思いました」とのこと。

王寺町はこんな会議を持つほど開かれた場所なので、100人会議でもっと輪が広がるといいな」
みんなの笑顔にあふれる王寺町の姿が目に浮かび、筆者も楽しみになりました。

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